ポスター製造スタッフ「成井の目」ドジ・バンク
おはようございます。
ある時はポスターカットマン、
ある時は厳しいBチェッカー 製造・成井です。
アナウンサー・梶原しげる氏の講演会より
慕われる経営者、上司、頼りになる先輩・友人たちを思い浮かべてください。
いずれも尊敬すべき点がいくつも思い浮かんでくる一方で、
微笑ましい「ドジな話」がいくつか浮かんできませんか?
何も「偉い人」に限ったことではありません。
同僚、仲間、友人だって「人に弱みを見せない」「完璧であることにこだわり続ける人」は
「なんだか疲れる」と人は近づいてこないものです。
初対面なら、なおさらそうです。
「一分の隙もない」「揺るぎがない」「人に弱みを見せない」
こういう「完璧な人」と友達になりたい」「また会いたい」と思うでしょうか?
むしろ「変なことを言ったら馬鹿にされるかも…」
「間違ったことを言ったら、手厳しく反論されるかも」と疑心暗鬼になりませんか?
「お近づきにならないほうが無難だ」と思ったりしませんか?
「自分は努力家で優秀で、間違ったことは一つも言っていないのに、
なぜか人が集まってこない。
ところがアイツはドジばかりしているのに、
周囲からも上司からも愛されているようだ。納得がいかない!クヤシー!」
「優秀でまじめに」は大きな利点です。
そのすぐれた才能を今後も大いに磨くべきだと私は思います。
ただしその優秀さ、まじめさゆえに、
「他人が近づき難い空気」を発していて「損をしている」なら、もう一工夫が必要です。
それが、「ドジから話す」という技です。
人は「強み」と一緒に「弱み」もためらうことなく披露できる人を好む傾向にあります。
「強みも弱みも上手に表現する人」を心理学的には「自己開示のできる人」と言います。
「ドジから話す」とは「適切な自己開示をする」につながるキーワードです。
上司、先輩、同僚、後輩から、もっと気軽に声をかけてもらえないだろうか?
取引先との関係をもっとスムーズにできないだろうか?
私が意識してやっているのは、自分のドジな話、ダメな話、
やっちゃったな~の話を日頃からストックしておくことです。
「ドジ話の貯金」、いわば「ドジ・バンク」をつくるのです。
ちょっとした言い間違い、勘違いから、仕事上や子育ての失敗談、
飲み会での失態、家族ネタ、健康やダイエットのネタ・・・。
日頃のいろいろな場面で「うわ、やっちゃった~」「とほほ・・・」と思うことがあったら、
「ドジ・バンクに入れるものが増えた!」と思って、ネタにしてしまうのです。
人から好かれる人には「愛嬌(あいきょう)」がありますね。
愛嬌とは、いつもニコニコして人懐(ひとなつ)こくて、
可愛げがあって、ひょうきんで、憎めない表情やしぐさがあること。
松下幸之助翁は「リーダーには愛嬌が必要だ」と言ったそうです。
つまり、「他人が近づき難い空気を発してはいけない」ということです。
愛嬌を身につける一番の近道が「ドジな話」をすること。
うける鉄板のドジ話をストックするには、
日頃「ドジ・バンク」にドジ話を貯めて置くのが一番手っ取り早いんです。
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ドジ・バンク、皆さんも口座を作ってみてはいかがでしょうか?
今日も毛が無く、否、怪我無く!