ポスター製造スタッフ【成井の目】大人と子供
おはようございます。
製造・成井です。
ある心理学者の
「自己肯定感と自己愛の違い・・・」についての講演会からの抜き出しです。
両者の違いについて・・・
まず、自己肯定感とは、
「仕事ができる自分も、できない自分もすばらしい」
という正負どちらも認める感覚のことです。
一方で、自己愛とは、正の側面だけを認める感覚です。
「仕事ができる自分はすばらしい! でも、できない自分はダメ人間だ・・・」
というように、コインの表面だけを愛している状態です。
つまり、自己肯定感とは、どんな自分も愛している状態なのに対し、
自己愛とは、片方だけを愛している状態です。
言い換えれば、自己愛とは「善悪二元論」なのです。
・仕事ができる自分はかっこいい!
でも、仕事ができない人ってダメ人間!
・ポジティブ思考な人ってかっこいい!
でも、ネガティブ思考な人って、嫌い!
・収入が高い人って、すごい!
でも、収入低い人って、近づきたくない!
一方で、自己肯定感とは「一元論」です。
つまり、もし自分が、仕事ができなくても、ネガティブ思考でも、収入が低くても、
そんな自分も愛して認めている状態ですね。
私たち誰もが、子供の頃は自己愛の塊です。
そして、普通は成長して大人になるにつれて、
自己愛が自己肯定感へと変わっていきます。
ですが、今の日本というのは、極端なまでの“自己愛”社会になってきていて
精神的に子どものままの大人が多いわけです。
キチンとした「大人」というのは、自己愛が強い大人に引導を渡して、
自己肯定感を育むお手伝いが出来る人のことなのです。
そして自己肯定感と相反して繋がる
「自己奉仕バイアス」というものがあります。
バイアスとは「先入観とか片寄り」といった意味です。
自己奉仕バイアス・・・カンタンに言えば、
「成功は自分の力、失敗は他人のせい」というものです。
例えば、10人のチームがあったとして、その10人全員にこんな質問をします。
「あなたは、チームが出している結果に対して、何%貢献していると思いますか?」
そして、その10人全員の貢献の%を足すと、100%を軽く上回ってしまうのです。
このように、私たちは、自分の貢献を過大評価しやすいのです。
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キチンとした「大人」って、魅力的ですよね。
岩井さんとチョイ呑みに行って思い出した過去のセミナーからの抜粋でした。
今日も毛が無く、否、怪我無く!