2016.12.12社員ブログ

ポスター製造スタッフ【成井の目】そ・わ・か

そ・わ・か【か(感謝)】

おはようございます。
ある時はポスターカットマン、ある時はミスター・タペ
そしてある時は厳しいBチェッカー 製造・成井です。

結婚をするとこんな愚痴をこぼす女性がいます。
「料理に洗濯、掃除に買い物…。家事なんて雑用ばかり。
 夫や子どもに褒められるわけでも感謝されるわけでもないし嫌になる」

お金を稼ぐことや評価につながること、得をすることなど、
目に見える成果を出すことだけが大切だと思っているから不満が出てしまうのでしょう。

何事も「心の持ち方」ひとつで「やらされている仕事」が「周りを幸せにする役目」に変わります。
すべての行為を意義付けることが大切です。

家事も心を込めて、家族の幸せを願って行うといろいろなことに気が付きます。
例えば、食事前にテーブルをセッティングするとしましょう。
もし、雑用だと思っていたらテーブルにごはんとおかずを適当に並べて、箸を置いて終わりです。

これが「自分の役目は家族に喜びを与えること」だと考えていたなら違ってきます。
「より美味しそうに見えるようにランチョンマットを敷こう。
 色はおかずや食器に合わせてこれにしよう」

そんな気持ちで仕度をするようになると、自分も相手も気持ちよく、
また、料理もワンランクアップする、などということになっていくものです。
こうした小さな思いの積み重ねが、やがてあなたの幸せになって返ってきます。

仏教に「因果応報(いんがおうほう)」という言葉があります。
ややもするとこの言葉は、悪いことをしてバチが当たる・・・
というようなイメージを抱かれがちですが、本来の意味合いからするとそんなことはありません。

「幸せになってほしい」というあなたの優しい想いが周囲に以心伝心し、
いつしかあなたに返ってくるのです。

会社でもそうです。
毎日のコピー取りも、お茶くみも大事な仕事。
そう考えると、「雑用」なんてないのです。
すべての行動に心を込めながら行うことが、あなたに幸せを呼び込むのです。

生物学者でもあったた昭和天皇の有名なエピソードです。

お付きの方に「これは何と言う名前の植物ですか?」とお聞きになられました。
「これは雑草です。摘みますか?」という返事が返ってきました。

すると昭和天皇は、
「雑草という名の草は無いのです。どの草にも必ず名前はあるのです。
 どの植物にも名前があって、それぞれ今の場所を選んで生を営んでいるんです。
 だから、人間の一方的な考えで、これを切ってはいけないのです」と。

同様に、雑用という仕事はありません。
すべての仕事に目的があり、意味や意義があるからですね。
必ず誰かの役に立っているということです。

「念」という字は「今」と「心」からできている。
今ここに、心を込めるということ。

「仏様からのアドバイス」筒井寛昭
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仕事も趣味も日々の生活も含め、すべての行動に意義を見い出し、
そこに念と感謝を込めていきたいと思った一冊でした。

3週連続の「そ・わ・か」は、
何度か足を運んだ小林正観さんの講演会&本を思い出して付けたタイトルでした。

今日も毛が無く、否、怪我無く!