ポスター製造スタッフ【成井の目】一、十、百、千、万
おはようございます。
製造・成井です。
杏林大学名誉教授 石川恭三氏の講演会より…
近頃、情けないことには、何かしようという気力が衰えてきました。
今さらそんなことをしてもどうしようもないとか、もうそんなことはできそうにないとか、
いずれそのうちに・・・などとすっかり怠け癖がついてしまったように感じられるんですね。
それでも時々は、こんなことではいけないと気を盛り上げようとするのですが、
結局、しばらくは何もしないでこのままいたらどうなるか?
という怠惰の甘い誘いに乗ってしまうのです。
この気力の衰えにつられて、物忘れが増し、
さらには、理解力も低下してきたようにさえ感じられるようになってきました。
さすがにここまでになると、感度の悪い私の脳信号も黄から赤に変わって、
滞りがちになっている「一読、十笑、百吸、千字、万歩」を強化せよと
脳ミソが大号令を発してくるんですよ。
一読とは、一日に一度はまとまった文章を読むこと。
十笑とは、一日に十回くらいは笑うこと。
百吸とは、一日に百回くらいは深呼吸する。
千字とは、一日に千字くらいは文字を書くこと。
万歩とは、一日に一万歩を目指して歩くこと。
これは、高齢者の生活習慣の改善のために私がもう三十年以上も前から提唱していることです。
大脳からのこの大号令を受けて、何はともあれ、気合いを入れ直して、
「一読、十笑、百吸、千字、万歩」を実行することにしたんです。
するとどうでしょう、不思議なことに、
体の張りが少しずつ甦ってくるように感じられてくるんですよ。
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◎読書の習慣のない人が、急に本を読もうと決心してもなかなか続かないです。
それはインプットだけを考えているからなんです。
読んだ本の要約をブログに書くとか、人前で話をするとかというアウトプットがあると、
必然的に本を読むようになります。
「出入り口」という言葉があるように「出る」方が先なんです。
◎「箸(はし)が転んでも笑う年頃」という言葉がありますが、
年齢を重ねるほど笑わなくなると言われます。
若い頃に比べて、驚きや、感動といった、感性が鈍くなるからなのです。
逆に言うなら、「笑わなくなるから年を取る」ということも言えますね。
大人になると、ふざけなくなり、バカなことをしなくなり、大騒ぎしなくなる。
少年や少女の感性を取り戻し、笑いの回数を増やしたいものです。
◎人は大きなストレスを感じると呼吸が浅くなります。
ストレスが多い現代人は、呼吸が浅くなりがちなんです。
自律神経のバランスがくずれ、血流も悪くなり、免疫力も低下する。
常日頃から、意識して深呼吸をすることが必要なんです。
◎彫刻家や画家といった芸術家は、指先を使うので長寿が多いと言われています。
字を書くこと(パソコンでも)も指先を使う作業です。
毎日何かを書くという習慣を身に着ければ、脳は活性化していくのです。
◎「歩くことは若さを保つ最高の化粧水。歩けばやる気も湧いてくる」
歩くことほど、お金も時間もかからずに、手軽に健康になれる方法はないです。
しかしながら、現代人はそれがなかなかできないようです。
便利な車や交通機関を使ってしまうからなんです。
一日一万歩を目標に歩きたいですね。
かれこれ10年ほど前に聴いた後援会ですが、
いやはや、50を過ぎた私には改めて耳が痛い話・・・
今日も毛が無く、否、怪我無く!