ポスター製造スタッフ【成井の目】遊び心
おはようございます。
まだまだパネル加工修業中の製造・成井です。
中谷彰宏氏の著書と講演会より…
美味しいものを食べた時には誰でも「美味しい」とリアクションできます。
初めてで味わい方がわからないもの、美味しくないものに出会った時に、
その人がどのようにふるまえるかで、その人の「遊び力」がわかります。
いつも「当たり」とは限りません。
いつも当たりのところへ行っていると、食の範囲は狭くなります。
たまにはひどい店もあります。
一流でみんなが誉めている店なのに、
「これはちょっとひどいよね」というところがあります。
世間の評価は、どうしてもズレていきます。
お店も1週間あれば味がアップ・ダウンするときもあります。
ならば、美味しくなかったことも経験、イベントとして楽しむのです。
「美味しかったら楽しいけど、美味しくなかったら楽しくない」というのは、
「勝ったら楽しいけど、負けたら楽しくない」というのと同じです。
アクシデントが起こった時に、無頓着ではなく、全然平気で、
この後の雰囲気を壊さないようにうまく対処できるのが「大人」です。
そばで赤ちゃんが泣いていると、
「こんな店に赤ちゃんを連れて来るなよ」とムッとしている人がいます。
その人には大人感を感じません。
もし料理に髪の毛が入っていたら、お店の人も泣かせないし、
連れの気持ちも害さないようにします。
こんな時に居丈高にお店の人に怒る男は、
女性に対して一生懸命やっているつもりでも度量を感じません。
そういう時に怒る人は、出入業者が失敗したらここぞとばかりに叩きつぶすタイプです。
それは、自分もどこかの出入業者にいじめられているから、
そのウップンを晴らしているのです。
例えば、一緒に見ようと思っていた映画が大行列だったとします。
「じゃ、見られなかったら帰ろう」と言ったらそれで終わりです。
「満席で入れなかったからどうしようか?」と次の計画を
臨機応変にできることが楽しむということです。
予定でどおり進まない時にどう楽しめるかが本当の「遊ぶ」ということです。
仕事でも、予定どおりにいかなくなった時に、最も力を発揮するのは遊んでいる人です。
一生懸命遊んでいると、仕事でアクシデントが起こった時に対処できる力があります。
そこでキレたりせず、精神的にグラッと来そうなのをすぐに立て直すことができます。
弱い人は、ムッとすることがあると、そのまま一気にドンと落ち込みます。
これでは「遊び」はできませんね。
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ゲームの面白さは、勝った時も楽しいが、負けたときでも楽しい。
だからもう一度やりたくなる。
スポーツも、将棋などのゲームもみな同じ。
必ず勝つゲームは何度もやりたいとは思いませんね。
人は、負けたときのその態度に、その人の人間性や性格が現れてしまう。
これは、何かのアクシデントにあったときも同じ。
怒りだしたり不機嫌になるのか、反対にニコニコして機嫌よくそれを楽しめるのか。
度量や器の大きさ、という人間的魅力の幅が問われる。
アクシデントを楽しめる人でありたいですね。
今日も毛が無く、否、怪我無く!