2017.08.07社員ブログ
【今月の1冊】ぼくはアメリカを学んだ
今月の1冊 こんにちは。
製造の哲平です。
今月の本を紹介します。
ぼくはアメリカを学んだ
鎌田 遵 / 岩波ジュニア新書
好きな書店で紹介されていて、気になって買いました。
個人的に今アメリカという国に興味がある事、
「移民の国」であるアメリカの実情が、体験者自身により語られている部分に興味を持ちました。
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<裏表紙の解説より>
日本の高校で落ちこぼれ、英語もできない若者がアメリカに渡る.
ニューメキシコ州の最底辺といわれる先住居留地で,生きた学問の必要を悟り,
猛勉強の末,UCバークレー校に入学する……
極端な差別社会アメリカで,なぜその奥底に差す微かな光に励まされてきたのか,
先住民学を切り拓く若い研究者の目覚めへの旅の記録.
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漠然とした、悩みとまではいかない事をよく考えます。
「人は何故分かり合えないのか」
この問題は、生まれ育ちの異なる異国間だけではなく、
社会の最小単位であり最も身近な家族との間にすら起こり得ます。
本質は言葉の問題ではなく、理解する姿勢だからです。
本の中で著者の鎌田さんは、国や文化に関わらず世界中の様々な土地で、
様々な善意に助けられ、同時に偏見や差別、不平等な扱いを受けます。
より良い人生を掴むべく希望を追い求め続ける人々を接するうち、
自身の体験も含め、「どうすれば平和で快適な暮らしを得られるか」という願いから、
先住民学、都市計画学などに傾倒していきます。
国、地域、部族、それらが創り出す文化は人が作ります。
そして過去は今を作り、今は未来を作ります。
よりよい会社、よりよい町、よりよい社会、よりよい国にしたいのであれば、
一人一人の行動や意識がカギとなります。
とはいえそれが出来れば世界はハッピーなんですけれども。
自分の出来る範囲で、まずは身近な所から、そういう事を考えて生きていこうと思います。
今回の感想はちょっとうまくまとめられませんでしたね…。
この本は余計な文章が無く大変読みやすく、単純に伝記としても面白く読めました。
著者のような鮮烈な旅はできませんが、
僕もパスポートが切れないうちに、また海外を旅して異文化に触れたいです。
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