【今月の1冊】片山正通教授の「遊ぶ」ように「仕事」をしよう(CASA BOOKS instigator 2)
こんにちは。
製造スタッフの哲平による、気になった本を紹介するコーナー「今月の1冊」へようこそ。
2018年、2冊目はこちらです。
片山正通教授の「遊ぶ」ように「仕事」をしよう(CASA BOOKS instigator 2) / 片山正通
1冊目に続き、「働き方」についての本ですね。
====
武蔵野美術大学7号館401教室で行われている特別講義『instigator』。
インテリアデザイナーの片山正通教授が、世界で活躍する憧れの先輩たちを招いて行われる大学講義は、毎回整理券を配らなければならないほどの熱狂ぶりを見せています。
本書は、これからの新しい時代を作る若い世代に焦点を当て、佐野研二郎、VERBAL、蜷川実花、川村元気、山口一郎(サカナクション)といったクリエイターをゲストに迎えました。
特別講義で先輩たちが教えてくれたのは、「遊ぶ」ように「仕事」をしよう、というシンプルなメッセージ。大学講義の常識を超えた豪華ゲストが登場する『instigator』は、片山教授の「僕がいま大学生だとして、誰のどんな話を聞いたら、これからの人生が有意義な時間に変わっていくのだろう?」という自身への問いかけからスタートしました。
講義では、「遊ぶ」ように「仕事」をしている扇動者(instigator)たちが、少年時代や学生時代をどのように過ごし、どうやって進路を決めたのか。そして、仕事に就いてからどんな転機を迎え、困難をどのようにして乗り越えたのか。その具体的なサンプルを提示していきます。これらの講義内容を完全収録すると共に、毎回会場に集う約500人の生徒たちが発する熱気や息づかいまでをも記録しました。
(Amazon 商品紹介より抜粋)
====
山口一郎さん目当てで買ったので(サカナクション好きなんです)、恥ずかしながら他の方々についてはそこまで存じ上げておりませんでした。
みなさん大変興味深く、そして感心・尊敬する点が数多くありました。
個人的には、佐野研一郎さんの一面を知ることが出来たのが良かったです。
オリンピックのエンブレム問題などありましたが、報道には出ないその人自身の本質を垣間見ることができました。
件の問題以降も仕事を続けるタフネス。素晴らしいと思います。
ある一面でそのものを知ったつもりになってはいけないなと改めて思いました。
(件の是非についてはまた別のお話ですが)
先述のような経緯でこの本を選んだのですが、
前の一冊同様、「働き方」についての本を選んでますね。無意識でした。
最近の関心ごとです。働き方、暮らし方、生き方。
働き方改革とか色々言われていますけど、社会全体の意識やムードはそうそうガラッと変わりません。
自分自身が「こうありたい」と願うビジョンに向かって、手の届く範囲からコツコツ変えていくしかないと思います。
この本に登場する人物も同様だったように感じました。
余談ですが片山さんはこの講義を開催するにあたり、照明や小道具、ユニフォームまで信頼するプロフェッショナルにお願いしています。
プロの仕事ぶりを間近で見ることで、学生たちに何か感じ取ってほしいという思いからだそうです。
何事においても、「信念」「情熱」は原動力となり、質の高いものを作り上げるんだなと感じました。
音楽はMONDO GROSSOの大沢伸一さんが、毎回講義の為に選曲しているリストがあり、過去講義分も公式サイトから視聴できるようになっています。
ユニークだし贅沢だしで、はぁ〜〜〜ってなりますよね!
instigator
http://instigator.jp
music for instigator
https://www.mixcloud.com/instigator-000/
ではまた。