【今月の1冊】大家さんと僕
こんにちはポスター印刷のプリオ製造チームの西です。
私の今月の一冊は「大家さんと僕/矢部太郎(カラテカ)」です。
本屋さんで表紙とタイトルに惹かれてすぐ手に取りました。
こんなに大きな帯も目に入っていなくて(びっくり)話題の本だとは全然知りませんでした。
その場にいた友達のすすめもあり迷わず購入。
とってもよかったです!
帯に書いてある通り「泣き笑い、奇跡の実話マンガ」でした。
大家さんと矢部太郎さんの関係がとっても素敵で微笑ましくて「こんな出会いしてみたいなぁ」と読みながら何回も思いました。
しかし、実際私がこの大家さんと出会えたとして、果たしてこの距離の近さに耐えられるのだろうか?(家に帰ると「おかえりなさい」と電話がかかってくるのです!)
いい関係になる前に引っ越したり、距離を取ろうとしてしまうのではないか?などと考えました。矢部太郎さんもはじめは戸惑っていましたし。
でも矢部太郎さんは、管理人さんの優しさや人柄の良さにしっかりと応えられる方だったので、仲良くなれたんだと思います。
戸惑ったまま管理人さんと距離を取ったり、関わりを絶ったりしなかったから今の二人の関係があるんだなと思うと、本当に奇跡の出会いといいますか、二人が出会えたことに感謝…という気持ちになりました。
マンガからの情報だと大家さんは88歳です。
自分が死ぬことを受け入れているその姿に少し寂しくもなりました。
しかしその分毎日をしっかり生きているので本当に素敵な方です。
お掃除も手を抜かず、お店で食事をする時なんかは食器を眺めたりと4時間もかけて楽しむそうです。
やさしくておしとやかですし…こんなおばあちゃんになりたいですねぇ。