2019.01.14社員ブログ

ポスター製造スタッフ【成井の目】どうしましょ?

おはようございます。
製造・成井です。

以前聴いた法話からです。

アフリカの発展途上国には、天然資源に恵まれてはいても、
採掘技術が無いために、世界の最貧困国の一つになっている国が少なくありません。
そこに欧米や中国の企業が利権を求めて群がってきます。

それら外国企業の参入を資源の略奪と捉え、断固拒否する人は
「この国は貧しい。この国がきちんと教育を受け、福祉も整い、
 国際社会でも誇りを持って対等に他の国と接するには、
 天然資源を自分たちで採掘し、経営していかねばならない。
 今のままでは外国に食い尽くされるだけで、形を変えた植民地と等しい」と主張します。

しかし一方で反対意見もあります。
「この国には十分な採掘技術がない。外国企業の力を借りるしかないではないか。
 こうしている間にも、子供たちが疫病や飢餓で死んでいる、彼らを救う薬も食料もこの国にはない。
 外国企業の資金援助や補償金を受け、国民を助けなければならない」と反論します。

いずれの主張も、自国の発展を願い、国民のことを思っての意見なので、
お互いが「正義は我にあり」と譲らず、両者は紛争にまで発展する場合もあります。

相手が人間でも組織でも同様です。
どんなに相手のことを思って、何とか助けたいと努めても、
完成がない、卒業がない、これで完璧ということはない・・・
必ず様々な問題が出てきて、いびつな面が表出する、
それが人間の「慈悲の実態」だと知っておくことが大切なんです。
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このアフリカの問題、皆さんならどうしますか?
じっくり議論が必要でしょうか?
民主主義ならば多数決でしょうか?

「どんな問題も、それを作り出したときの意識レベルのままでは解決できない」
オーレ書籍棚にある「ティール組織」に紹介されているアインシュタインの言葉です。

意識レベルを変えるには・・・・おっと、説教臭くなりそうなので、この辺で。

今日も毛が無く、否、怪我無く!