入稿データ　PDFデータの注意点（パスワードロック編）

こんにちはデータチェックを担当しております岡です。

この前、お客様からいただいたPDFデータでちょっとしたトラブルがありましたので、ご紹介がてら対策方法をご説明します。

当社で入稿データの形式でお勧めしている【PDF形式】ですが、このデータにパスワードロックがかかったまま入稿される事がございます。

パスワードロックがかかっていると、

・編集作業ができない
・別のソフトで開く事ができない。

などのエラーが発生します。

プリオでは一度、編集ソフトでお客様のPDFデータを開いて当社の大型プリンターに流せるデータに変換を行っています。
パスワードがかかっていると、この作業ができなくなるのです。
変換作業を行わずにプリンターに流すと色味が変化して出てきたり、文字が記号に入れ替わったりするエラーが出てきます。
なので、この作業は絶対に必要な作業です。

その為、お客様とご連絡が取れないと納期にズレが生じてしまいます。

このトラブルを防ぐ為にも以下の点に注意してください。

1）自分のPDFデータにパスワードがかかっているか調べる。

Adobe Acrobatというソフトでデータを開いた場合、パスワードがかかっているデータは左上に「鍵マーク」が付いています。
（それ以外のソフトの場合は、ファイル→プロパティの項目順にクリックしてセキュリティの項目があればそちらをご参照ください。）

2）パスワードを解除して保存し直す

パスワードがかかっていた場合、「鍵マーク」をクリック→「権限の詳細」→「セキュリティ方法」の項目を「セキュリティなし」に変更すればOKです。
※セキュリティなしの設定にする際にパスワードの入力を求められます。
（この「セキュリティ方法」が変更できない方はプリオまで、パスワードをご連絡いただけましたら、こちらで解除します。）

以上です。

特に注意が必要なPDFデータは「他の人から貰ったデータ」「ネット経由で拾ってきたデータ」です。
これらは、悪用されないようにセキュリティ強化の為パスワードロックをかける場合があります。

皆さんも入稿トラブルによる納期ズレはできる限り避けたいですよね。
是非ご参考いただけましたら幸いです。