ポスター製造スタッフ【成井の目】欠点は個性
おはようございます。
製造・成井です。
吃音症の事務員が、どういうわけか人事異動で外交員の仕事に回された。
自分はセールスマンの仕事はできないということで、彼は会社を辞めようと思った。
ところが先輩に、
「おまえは喋るのが苦手でも、聞くことはできるだろう。人の話を真剣に聞いてみろ。
だって、会話というものは、話すと聞くが半分ずつなんだ。
おまえはその半分はできるじゃないか。
それでだめなら、そのときに会社に辞表を出せばいい」と忠告されて、それで彼は外交の仕事をします。
そうすると、すぐに「あの人は話をちゃんと聞いてくれる人だ」という評判になり、売り上げ成績も伸びたそうです。
吃音を欠点だと見て、それを矯正するやり方もある。
普通、人はそうします。
でも、欠点は個性なんです。
だから吃音という個性を活かせばいいのです。
「ドラえもん」で、しずかちゃんが結婚相手に選んだのは誰だったでしょう?
そう、出木杉君ではなく、のび太君です。
何でもできる人は素晴らしいけど、欠点をさらけ出せる人の方が魅力的に見えます。
大ヒットアニメONE PIECEやスラムダンクの作者は、
登場する主要人物にそれぞれ「長所」と同時に「欠点」も描いたといいます。
欠点は個性に変わり、魅力が宿るということを知っていたのです。
自分のコンプレックスや悩みは、「弱み」じゃなくて「強み」かもしれません。
欠点と思えるところを「個性」として捉えると、マイナスのイメージが無くなります。
欠点を「最高の武器」と捉えると、マイナスがプラスに転じます。
スポーツ選手も、お笑い芸人も・・・活躍している人の多くは、欠点だと思っていたものを武器に変えているのです。
「善人」のやめ方 ひろさちや 著
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「欠点は常に裏から見た長所である」 徳冨 蘆花(とくとみ ろか・小説家)
今日も毛が無く、否、怪我無く!