【実物検証その6】曲線カットのカーブは何mmがベストなのか!
こんにちは!
ポスター印刷のプリオ:データ処理チームのペリ子です。
プリオでは等身大パネルのカーブは【直径10mm以上を推奨】とお伝えしていますが本当に【10mm以上】がいいのか、【10mm以下】だとどうなるのか注目して検証してみました。
データ作成のお役にたてましたら嬉しいです!
それでは検証を始めます!!
目次
等身大パネル カーブの検証アイテム
どうしたら検証しやすいか考えて…考えて…できたのがこの山のようなアイテム!
赤いラインがカットラインです。
カーブは山だけじゃなくて、谷もありますからね。一気に両方検証できる形状です。
【注意点】
パネルに書かれている数値は半径です。
カットラインを作成するIllustratorでは、曲線は半径で数値を設定するので半径としています。
プリオが推奨している【直径10mm】は【半径5mm】が相当する箇所です。
素材はよくご注文いただく素材で検証します。
【パネル】発泡パネル ←紙で発泡スチロールをサンドした軽いパネル。
【用紙】マット紙 ←安価で落ち着いた仕上がり。紙の毛羽立ちがやや目立つ。
カットした結果!!
仕上がりは↓こんな↓感じです。
手で持つとこのサイズ感。ちょっと小さめです。
データ処理チームの清水さんがギュイーンっと持ってくれました(笑)
それではサイズごとに順に紹介してまいります。
※以下画像をクリックすると、もっと大きく見る事が出来ます。
鋭角
鋭角部分の山の部分は美しく尖っています。
逆に谷の部分は2mm程度の切れ込みが入っています。
半径3mmのカーブ
山部分も谷部分も荒れた仕上がりになっているのが分かりますか?
半径3mmのカーブだと、印刷用紙がめくれたり、毛羽立ったりしています。
特に谷部分はパネルのカットもガタガタしてしまいます。
半径5mmのカーブ (プリオ推奨ライン)
この半径5mmのカーブが、プリオが推奨している最低限のカーブのラインです。
山部分の紙のめくれが若干ありますが、谷部分はとっても綺麗な仕上がりです。
マット紙は柔らかい紙なのでめくれやすいのですが、耐水紙や合成紙ならめくれず綺麗に仕上がります。
半径8mmのカーブ
半径8mmのカーブになると、ますます綺麗な仕上がりですね。
注視すると山部分は用紙のヨレが若干見えますね。実物を見るとあまり気にならない程度です。
半径10mmのカーブ
半径10mmのカーブはもう心配無用な仕上がりですね。
おまけで12mmの山も作りましたが、なめらかでとっても綺麗な仕上がりです。
まとめ
いかがでしたか?
印刷する用紙にもよりますが、谷部分より山部分の方が仕上がりがシビアでしたね。
プリオが推奨している【直径10mm(半径5mm)】はきれいに仕上げる最低ラインというのがお分かりいただけたのではないでしょうか。
マット紙なら山部分は【直径16mm(半径8mm)】以上が安心ですね。
鋭角部分の切れ込みや急なカーブの仕上がりは、大きくなればなる程気にならないのですが
フラスタパネルやPOPのような小さいものだと、仕上がりが雑な印象になります。
プリオではA2サイズ以下の等身大パネルや、明らかに綺麗に仕上がらなそうなカットラインのご入稿があった場合は修正の上、再入稿していただくようにご連絡をしています。
お急ぎのお客様は一度カーブのサイズをご確認の上ご入稿くださいね。