ポスター製造スタッフ【成井の目】ケ と ハレ
おはようございます。
製造・成井です。
昔聴いたセミナーからです。
江戸時代の農村にも「ケ」と「ハレ」がありました。
「ケ」はいつもの日常、地道な野良仕事。
「ハレ」とは正月や村祭りの日、この日ばかりはご馳走を食べ、酒を飲み、
無礼講でハメを外す楽しい日です。
「もういくつ寝るとお正月」という歌があるように、
村人は「ハレ」の日を明かりにし、指折り数えながら「ケ」の日を過ごしました。
代わり映えのない「ケ」の日を黙々とこなすことができるのも、
「ハレ」の日を希望にし、明かりにしているからなのです。
「あー、疲れた」と今年もう何回つぶやいたことだろう、
人間は「生きる明かり」という希望なくしては生きていけない存在です。
生きるにはどうしても希望が必要なのです。
現代もそれは同じです。
満員電車で揺られ通勤する人の群れも、その一人一人の心中には
「GWの10連休、海外旅行する予定で今から楽しみ」
「来月はライブを見に行って思いっきり発散する」
など、何かの明かりがきっとあるはずです。
これは短いスパンでもいえます。
月曜日から金曜日まで働き続けることができるのは、土日があるからです。
明日は休日、ゆっくり寝れる、彼女と会える、彼氏と会える、ゲームできる・・・
と、そういった希望があるからこそ、今の仕事をこなせるのです。
毎日が「月月火水木金金」の繰り返しなら、
きっと今よりずっとうつ病や引きこもりは多いことでしょう。
もっと短いスパンで言えば、2時間勉強したらコーヒーブレイク、とか、
ここまで仕事したらおやつタイム、とか、
日々の生活にもこまめに明かりを持って生きています。
このように人間は生きる明かり、希望を持って生きているのであり、
そういう明かりなくしては生きていけない存在なのです。
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さてさて、皆さんの「ハレ」は何でしょうか?
そして「ハレ」をツマミに仲間同士で呑むと会話も弾み、
楽しさ倍増だと思いますが・・・いかがでしょう。
今日も毛が無く、否、怪我無く!