【イラレ】データ容量が重いときの対処法
ポスター印刷のプリオ・データ処理チームです。
- 動作が遅い…
- 保存に時間がかかる…
- 入稿(アップロード)がめちゃくちゃ遅い…
- データを開くのに時間がかかる…(開かない…)
- データ容量が1GBを大きく超えてしまった……
…そんな、Adobe illustratorで作ったデータが重くなってしまった皆さま。
何とかプリオに入稿することができても
お客さまが重いと感じるデータはプリオでも同様に、重いです。
入稿が締め切り時刻に間に合ったとしても、重すぎるデータは”不備のあるデータ”となり再入稿をお願いすることとなってしまいます。
そんな事態を避けるためにも、容量が重いと感じたら
以下の原因と対処法をご確認くださいませ!
皆さまのスムーズなデータ入稿を応援させていただきます!
目次
◆PDFが一番オススメです
.aiでの入稿でなければ困る…という方でなければ、PDFでご入稿いただくのが最善です。
以下の手順で保存することで、かなり容量が軽くなります。
※等身大パネルをご注文の方で、illustratorでカットパスを作成された方は.ai形式でご入稿ください。
2)ファイル形式から「Adobe PDF」を選択して保存をクリック
3)開いたウインドウメニューの一番上「Adobe PDFプリセット」の中から【高品質印刷】を選択、
「オプション」の項目から【illustratorの編集機能を保持】【Web表示用に最適化】のチェックを外す
4)「PDFを保存」のボタンをクリックで完了
この設定であれば、通常の.aiの入稿による印刷と結果は何ら変わりありません。
むしろ容量が軽くなり、作業時間の短縮やスムーズなデータ入稿に繋がります。
保存したPDFは一度開いて必ず確認してからご入稿ください。
関連:
◆重くなる要因と対処方法
.aiの形式で入稿したい…
そんなお客さまには、データが重くなってしまう要因と対処方法をご案内いたします。
以下より当てはまる箇所がないか、ご確認のうえお試しください!
◆印刷する部分以外に不要なデータが混在している
編集途中の文字やデザインなど、修正したいと思ったときにすぐ使えるように…とデータ内に放置してしまっていませんか?
印刷用データ内部には、印刷されては困る要素を残してはいけません。
不要なモノが混在することでデータ容量が重くなってしまったり、
予期せず印刷物に出現するといったトラブルもあります。
スウォッチやレイヤーなども、使っていない要素はすべて削除してしまうのがオススメです。
対処方法
◆複数のデザインデータを配置している
アートボードを分けてデザインを作ったり、
ひとつのアートボード内にいくつもデザインを並べたりしていませんか?
デザインデータが多ければ多いほど、容量は重くなっていきます。
デザインにもよりますが、”面付け”とも言われる複数デザインの配置はオススメいたしません。
対処法
数が多いとちょっと大変かもしれませんが、容量が重過ぎてはどうにもなりません。
ご入稿の際にはすべての印刷データを1つのフォルダにまとめて、zipデータに圧縮してご入稿ください。
◆データ内の配置画像サイズや解像度が大き過ぎる
データ内に配置している画像が、必要以上に大きな解像度だと重くなります。
また、大きなサイズの画像をイラストレーター内で縮小すると容量が重くなります。
対処方法
- 画像の解像度はPhotoshopを使って250dpi以下に抑える
- 画像のサイズは予めPhotoshop等で必要な原寸サイズに編集したものを使用する
Photoshopがない、画像の解像度・サイズの編集ができない場合はPDFでご入稿ください。
◆編集と保存を繰り返してデータを使いまわしている
こちらはレアケースですが念のため、ご紹介いたします。
イラストレーターというソフトは、編集機能を多く使い過ぎるとデータ容量がどんどん重くなる仕様になっています。
それに加え、編集と保存を繰り返して同じデータを使いまわしていると、編集情報が蓄積され容量が大きくなる…ということもあるようです。
人からもらったデータの場合、どの程度編集が重ねられているかも把握しづらいため、特に容量が大きくなるような部分は見えないのに何故か重い…という場合にはこういった要因を疑ってみてください。
対処法
- なるべくイラストレーター内で編集作業を最低限に抑えてデータ作成する。
- 編集を繰り返している場合は、新規ページで作成しなおす。
◆なんだかわからないけどとにかく重い
- 上記すべて対処したにも関わらず、重い…
- 上記に当てはまらない…
- もうわけがわからない…
そんなつらい想いを抱えている方は、
いちばん初めにご案内させていただいた方法でPDF保存しましょう。
PDF保存が、いちばんのオススメです。
いかがでしたでしょうか。
毎日ソフトに触れている私たちでも、Adobe illustratorについてわからないことはまだまだたくさんあります。
日々お客さまにとって最善な方法を模索し続けていますので、よりよい方法を見つけましたらまたこちらも更新していきます。
データ容量を抑えて、明るいデータ入稿ライフを!
(2020/03/13 更新)
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