2017.03.14Adobe Illustrator , データの作り方

イラストレーターでデータ作成!(不透明マスクの注意点)

こんにちはデータチェックを担当しております岡です。

今回は、お客様からいただいたデータ内に使用されていたイラストレーターの機能で使用時に注意が必要な機能がありましたので、ご紹介します。
以下詳細です。

【不透明マスク】

この機能は「ウインドウ」→「透明」で呼び出すと出てくるパレットの中から選択できる機能です。
効果はクリッピングマスク(※)と同じ効果が得られるのですが、大きな違いはクリッピングマスクと透明効果を両方適用できるという所です。
(※クリッピングマスクについては過去記事を参照)

クリッピングマスクと不透明マスクの違いは以下画像を参照。

クリッピングマスクは前面のオブジェクトの形でくり抜くだけの機能です。
対して、不透明マスクはクリッピングマスクでくり抜くと同時に前面のオブジェクトの透明効果も適用する機能です。

 

【注意点】

この機能、非常に便利ですが、一か所にチェックを入れ損ねると大惨事になる事があります。
それが、「透明マスクとアート(画像)のリンク」のチェック部分です。
この箇所にチェックを入れ損ねると、画像とマスク部分が別々に動きます。

後から画像を動かそうと思った時に、画像と透明マスクの位置がずれて意図しない仕上がりになります。
この機能を使う際には、「透明マスクとアート(画像)のリンク」をしっかりリンク状態にしておくと、間違いが無くなります。

また、プリオではできる限り透明効果を使用せずに入稿をお願いしております。
(透明効果をプリンターが正しく認識できず、出力が意図しない状態になる恐れがある為)
なので、このような透明効果を使用される場合は、画像状態にしてイラストレーター内に配置される事をお勧めします。
ご協力の程、よろしくお願い致します。

以上にご紹介でした。
その他にもご不明点などございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ!