解像度(dpi)ってなに?印刷に適した解像度とは?
『解像度』というと、わかるような、わからないような…説明を求められると案外難しいですよね。
こちらのブログでは、印刷用データを作るときに関係してくる解像度の意味、そして印刷に適した解像度について解説します。
・ポスター印刷に最適な解像度は「250dpi」
・250dpi以下だと、粗い印象になる可能性がある
・250dpi以上だと、データ容量が大きくなりトラブルとなる可能性がある
それでは詳細を解説していきます💡
目次
このブログで紹介する解像度とは
解像度とは、画質を表す数値であり、画像の細部をどれだけ精細に表現できるかを示す指標となります。
単位は一般的に『dpi』で表されます。
解像度が低いデータだと、画質が悪く、ぼやけた印刷物になってしまう可能性があります。
解像度の単位として登場するdpiとは
dpi(ディーピーアイ)は、dots per inch(ドット・パー・インチ)を省略した言葉です。
dpiは、1インチ(=2.54cm)の中にドット(ピクセル)がいくつ入っているかを表す数字です。
dpiに含まれるピクセルとは
ピクセルとは、画像を構成する「四角いもの」を指しています。
このような画像(写真)を、画面上でものすごく大きく拡大して見てみてください。「四角いもの」の集合体であることがわかります。
画像は小さなピクセルが集まってできているのです。
10dpiとはどのような状態?
10dpiとは、1インチ(=2.54cm)に10個のピクセルが入っているという状態です。
dpiの数字が大きくなると、ピクセルの数が増え、1つあたりのピクセルが小さくなり(密度が高くなる)、画像を鮮明に表現することが可能となります。
つまり、dpiの数字が大きいほど画質は良くなります。が、その分データ容量は重くなります。
印刷に必要な解像度はどのくらい?
解像度は印刷物の鮮明さや細部の描写に大きな影響を与えます。
解像度が高ければ鮮明に、解像度が低ければぼやけた印象の印刷物になる可能性があります。
また、印刷用データの解像度は、
- サイズ(印刷したい大きさのこと)
- 形式(オフセット印刷か、オンデマンド印刷か)
- 色数(カラー印刷か、モノクロ印刷か、グレースケールか、RGB/CMYKなど)
によって変わります。
さらに、印刷会社によって印刷機の設備や設定は異なります。
それぞれの印刷会社が自社で最適な解像度を提示していると思いますので、適切な解像度を確認してからデータを作成し、印刷の依頼をすると間違いがありません。
チラシなどに必要な解像度
名刺、チラシ、パンフレットなど、手元で見るような大きさの印刷物に必要な解像度は
一般的には300dpi以上の解像度が推奨されています。
大判サイズのポスターやパネルに必要な解像度
遠く離れて見ることが想定される看板、横断幕など大きな印刷物に必要な解像度は
一般的には150dpi~200dpiの解像度が推奨されています。
プリオに入稿するときのデータの解像度
プリオの場合は、250dpiの解像度を推奨しています。
プリオは大判印刷専門の印刷会社ですので、A3サイズ(420×297mm)よりも大きなサイズを想定して解像度をご案内しています。
本当に250dpiで良いの!?
上の画像は、50dpiと250dpiと350dpiを比べた画像です。
250dpiと350dpiで見え方はほとんど変わらないことがわかります。
このことから、プリオでは250dpiでのご入稿を推奨しています☺
『高すぎる解像度』で入稿すると…
高解像度なら安心じゃないの?よくわからないから、とりあえず高い解像度にしておけば間違いないかな?
250dpiを超える高い解像度でデータ入稿した場合、
データの編集、保存、入稿、そしてプリオでのデータチェックに時間がかかってしまい
印刷時のエラーや、ご希望納期に間に合わないなどトラブルの原因になります。
解像度が高ければ高いほどきれいに印刷されるというわけではありません。
解像度に関連するブログ記事
解像度が低い=画質が悪い。画質を良くする方法はあるのか?
手持ちデータのピクセル数がわかれば、印刷サイズに適した画質かどうかをチェックできます!
いかがでしたか?
少しだけでも、解像度についての理解が深まれば幸いです。
大判サイズのポスターやパネルのご印刷は、ぜひプリオにお任せください!