2024.01.15データの作り方

【学生さん向け】印刷データの最終チェック項目!

こんにちは!ポスター印刷のプリオです。

プリオでは毎年多くの美大生やデザイン系専門学生のみな様から卒業制作の印刷をご依頼いただきます。

多くの学生様の制作をサポートしてきたスタッフが印刷データにおけるよくあるミスをご紹介します。

データ容量が重いデータは様々なトラブルの元

「画質はとにかくキレイに!効果を使ってキラキラっ!大きい画像をイラストレーター上でサイズを小さく調整!」

と、やっているといつのまにかファイルの容量が2GB越え・・・なんてことも。

 

重いデータは入稿時に破損してしまったり、印刷会社が印刷作業をできない場合もあり

データを軽くして入稿しなおしてくださいとお願いをすることがあります。

データはできる限り軽くして入稿するように対策をお願いいたします。

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画像の解像度は250dpi

印刷データの解像度はチラシや雑誌などを印刷する場合は350dpiがお決まりですが大判出力の場合は250dpiでOK!

印刷物を比べても肉眼ではわからない違いです。

解像度の設定はpixel/inch

これも非常に重要。

解像度を設定する際の単位は必ず「pixel/inch」にしましょう!

このほかに「pixel/cm」という設定がありますが、これにしてしまうと画像がとても大きく保存されてしまいます。

画像は使用するサイズまでフォトショップなどの画像編集ソフトで縮小する

設定によりますが、デジカメやスマホで撮影した画像はかなり大きいサイズで保存されています。

そのままイラストレーターに配置してから、サイズ調整、トリミングを行うと、データが重くなる原因になります。

事前にフォトショップなどで縮小やトリミングを行い、イラストレーター上では微調整を行うイメージで制作する事をオススメします。

透明・特色使用で色味が変わって印刷される

え?イメージと違う!印刷するとこんな色になっちゃうの?

と届いた印刷物を見てがっかりしてしまうことが稀に起きています。

これは、印刷所のプリンターのせいではなくデータに原因があることがほとんどなのです

透明の色味調整は注意!

透明効果を使用した色味調整をした場合に良く見られます。

透明効果を使用して色味を調整すると、画面上の見た目と印刷した時の色味が大きく異なる場合があるのです。

色味調整はカラーパレットのスライダーで調整しましょう。

透明効果を使ってしまったかも知れない!という時は最後にオーバープリントプレビューでチェックをしましょう。

特色は使用しない

自分自身気付かずに使ってしまうことのある特色

これも色味が変わってしまう原因のひとつ。

特色は「特別な色」なので、その色のインクを使用しないと印刷ができない色です。

オンデマンド印刷では基本的に特色インクを使用しないので、色が変わってしまう可能性があります。

・特色の確認方法

入稿前にスウォッチで「未使用項目を選択」→「ゴミ箱」をすれば使われているスウォッチがわかるので、そこに特色が無い状態で入稿をお願いします!

・特色を使っていたとわかったら?

特色を使用していた場合は、CMYKに変換して色味の変化など確認してから入稿をお願いします。

リンク切れ・未アウトライン

初歩の初歩ですが、これもあるあるです。

「アウトラインかけたつもりが一部ロックしたままだった。」「リンクデータの名前を後から変えた。」
ということがしばしばございます。

これも最後に必ずチェックをお願いします。

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カット指示ははっきりと

トリムマークが非表示になっていたり、他のオブジェクトに隠れて見えないようになっていると

プリオでカット指示を見落としてしまう場合があります。

トリムマークがしっかり表示されていることを確認してからご入稿ください。

■残念なトリムマーク・カット指示例

せっかくトリムマークやカット指示がついていても綺麗に仕上がらない場合がある例はこちら。

残念なトリムマーク例

 

また、カット指示がガイドになっているデータも見受けられます。

この場合も見落としてしまう可能性がありますので、

カット指示は別レイヤーに分け、目立つ色・太さで作成ください。


いかがでしょうか?
みなさんの作業が少しでも楽になれば幸いです。

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