【実物検証その4】アルミ複合板の曲線カットはどんな仕上がりになるのか!?
こんにちは!データ処理チームのペリ子です。
耐水性・丈夫さが魅力のアルミ複合板。
今回は、屋外看板に人気の
【アルミ複合板を使った等身大パネル】が
どんな仕上がりになるのかご紹介します。
「お客様にご満足いただける商品を届けたい!」と言う気持ちから、
あえて推奨しない形状のパネルカットに挑み、
実際どんな仕上がりになるのか実物検証をしてみました。
データ作成のお役に立てましたら嬉しいです!
それでは検証を始めます!!
目次
制作素材 ≪撮影ポイントの看板≫
【サイズ】横317mm x 縦262mm
【用紙】光沢塩ビ(糊あり)
【パネル素材】アルミ複合板
テーマパークや観光地にあるフォトスポットの
目印看板をイメージしました。
データ処理チームの中村さんが作ってくれました。
イラストの赤いラインがカットラインです。
さて、どんな仕上がりになるでしょうか。
結果!!
仕上がりはこんな感じです。トゲの先までパキッとした仕上がりがかっこいいですね!
それでは注目して頂きたいポイントを順に紹介してまいります。
※以下画像をクリックすると、もっと大きく見る事が出来ます。
フラッシュ(先端)
先端部分は予想通りといった感じでしょうか。
データ上、とがって作成された部分はとがって仕上がります。
アルミ複合板は【低発泡パネルを薄いアルミ板で両面からサンドイッチ】した素材です。つまり薄い金属の板が2枚あるのです。
この鋭い部分は、ちょっと手を引っかけただけで怪我をしてしまいます。
人の手に触れる様な位置に設置する場合、このデザインは危険です。
危ないって分かってても、触りたくなっちゃうものです・・・((+_+))
★もちろん良い所もあります!★
今回使用した光沢塩ビは、強力なのりが付いた用紙ですので、
とがった先端まで、用紙が剥がれることなくピチッと綺麗に仕上がっています。
アルミ板もよれる事なく尖っています!
フラッシュ(谷)
トゲトゲの谷になっている部分に若干切れ込みが入っています。
パネルや用紙が毛羽立たない素材なので、発泡パネルに入る切れ込みより目立たない印象です。
◆POINT◆
鋭角部分(谷の部分)の、切り返しの切れ込みは約2~3mmです。
切れ込みが入らないようにするには、カットラインを曲線(直径10mm以上推奨)にする必要があります。
カメラの谷部分
こちらの谷部分にも切れ込みが入っています。
鋭い谷になっていなくても、曲線でない限りは切れ込みが入ってしまうんですね。
ただこちらも、あまり気にならない印象です。
今回は塗り足しの無いデータで作成したので、若干余白が付いてしまっています。
◆POINT◆
絵柄ピッタリでカットする場合は、入稿データに2㎜の塗り足しを付けてください。
以上検証結果でした!
プリオがおススメするカットラインはこちら!
【 解説 】
・フラッシュの部分をぐるっと丸くしました。危ない鋭角部分は徹底排除です!
・約10mmの余白をイラストの周りにつけて、緩やかなカーブのカットラインになる様にしています。
塗り足しがないデータは、印刷面とカット位置が若干ずれて
余白が入ったり、イラストが切れてしまう場合がありますが、その心配もなくなります。
カットライン作成時の、参考にしてみてください。
あわせてお勧めしたいこと
アルミ複合板は素材の性質上、尖った部分は勿論のこと、全体的にバリが出やすいのです。
サンドペーパーでササッと擦れば、バリが取れますのでお試しください。
作業は軍手を装着して十分気を付けておこなってくださいね!
いかがでしたか?
雨風に強いアルミ複合板のパネルは
屋外・長期利用の強い味方です!
用途に合わせて、形状についてもご検討くださいませ。
自分でカットラインを作るのは難しい・・・
綺麗なカットラインに修正して欲しい・・・
そんな時はお気軽にお申し付けください!
プリオではカットライン作成を無料で承っております。
※1~2日作業日をいただきます。
カットライン作成の依頼は、【等身大パネル】の注文の
step3「入稿データ作成のお手伝いは必要ですか?」の項目で
「カットライン作成」をご選択ください。
不安な事がございましたら365日お気軽にご相談ください。
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