2019.01.17データの作り方 , 印刷事例 , 商品紹介 , 等身大パネル

【実物検証その5】アルミ複合板を曲線カットするとどんな仕上がりになるのか!?

こんにちは!データ処理チームのペリ子です。
 
今回は、前回に続きアルミ複合板を使った等身大パネル
どんな仕上がりになるかご紹介します。
 
作成したモチーフはフラスタ用のパネルです。

フラスタパネルは発泡パネルでの制作を推奨しておりますが
設置環境が不明な時や、長期ご利用いただく場合には
アルミ複合板でご注文いただくこともあります。
 
そこで、ご注目していただきたい要素をふんだんに詰め込んだ
アルミ複合板製のフラスタパネルが実際どんな仕上がりになるのか実物検証をしてみました。
 
データ作成のお役に立てましたら嬉しいです! 

制作素材 ≪フラスタパネル≫

【サイズ】横405mm × 縦270mm
【用 紙】光沢塩ビ(糊あり)
【パネル】アルミ複合板
 
ちょっと小ぶりなA3サイズ相当の仕上がりです。
 
4コマ漫画プリにゃんシリーズの作者、
哲平さんの書きおろしイラストです!
 
イラストの赤いラインがカットラインです。 
さて、どんな仕上がりになるでしょうか。

結果!!


仕上がりはこんな感じです!パキッと仕上がってますよ~
 
それでは注目していただきたいポイントを順に紹介してまいります。

キラキラの先端

クリックで大きく表示されます

 

かなり先端とがってます!
データ上とがって作成された部分はとがって仕上がります。
 
アルミ複合板は【低発泡パネルを薄いアルミ板で両面からサンドイッチ】
した素材
です。つまり薄い金属の板が2枚あるのです。
 
この鋭い部分は、ちょっと手を引っかけただけで怪我をしてしまいます。
フラスタを作成してくれる、お花屋さんが
怪我をしてしまうかもしれません…

 
★POINT★

今回使用した光沢塩ビは、強力なのりが付いた用紙ですので、
とがった先端まで、用紙が剥がれることなくピチッと綺麗に仕上がっています
アルミ板もよれる事なく尖っています!危険度を無視すれば、とても綺麗な仕上がりです。
 

「祝」の美しいカーブ


谷になっている部分は曲線ではないので1mm程度の切り込みが入っていますが、特には目立ちませんね。
 
注目していただきたいのは、「ネ」の二画目の始まりの山部分のカーブ!美しい!!
断面フェチにはたまらない仕上がりです 😉
直径10mmのカーブになっています。
 

「タ」「脚」のくいこみ

こちらの谷部分にも若干の切れ込みが入っています。
他にも、緩やかな曲線でない部分は、確実に切り込みが入っています。

脚と脚の間は、かなりの鋭角なラインだったので、大きな切り込みに。

 
★POINT★

鋭角部分(谷の部分)の、切り返しの切れ込みは約2~3mmです。
切れ込みが入らないようにするには、カットラインを曲線(直径10mm以上推奨)にする必要があります。
 

脚の強さ

本体からぴょこっと出た脚。一番細い所で1cmです。

発泡パネルでこの形状ですと心もとない強度ですが、さすがアルミ複合板!がっちりしていて安心です。

 
以上検証結果でした!

 

プリオがおすすめするカットラインはこちら!

【 解説 】

・危ない鋭角部分は徹底排除しました!
約7mmの余白をイラストの周りにつけて、緩やかなカーブのカットラインになる様にしています。

カットライン作成時の、参考にしてみてください。

あわせてお勧めしたいこと


アルミ複合板は素材の性質上、尖った部分は勿論のこと裏面はバリが出やすいのです。
サンドペーパーでササッと擦れば、バリが取れますのでお試しください。
 
作業は軍手を装着して十分気を付けておこなってくださいね!

 


いかがでしたか?

フラスタは、アーティスト様がイラストや名簿のパネルだけ持って帰るという話も聞いたことがあります。
アーティスト様のため、加工して下さるお花屋さんのため、形状についてもご検討くださいませ。

 

自分でカットラインを作るのは難しい・・・
綺麗なカットラインに修正して欲しい・・・
そんな時はお気軽にお申し付けください!
 
プリオではカットライン作成無料で承っております。
※1~2日作業日をいただきます。

 
不安な事がございましたら365日お気軽にご相談ください。
  
 
前回の実物検証はこちら!

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