フォトショップデータを軽くする方法
ポスター印刷のプリオ・データ処理チームです。
本記事ではフォトショップ(Adobe Photoshop)のデータが重くなる原因と
重くならない対処方法、軽くする方法をご紹介していきます。
どのような状況を『重い』と言うのか
- ソフトの動作が遅い
- データの保存に時間がかかる
- データを開くときに時間がかかる(開かない)
- 入稿(アップロード)に時間がかかる
- データ容量が1GB以上
上記のような状態をプリオでは『重い』と表現しています。
『重い』データに潜む危険とは
- 作業自体に時間がかかりすぎてしまう
- 入稿(アップロード)やダウンロードの際中でデータ破損することがある
- 破損により、再入稿が必要になったり印刷が間に合わないことがある
お客さまが『重い』と感じるデータはプリオでも同様に重いのです。
重すぎるデータは”不備のあるデータ”となり再入稿をお願いしています。
「せっかく入稿したのに」「締め切りに間に合わせたのに」と感じるかもしれませんが
重い入稿データは印刷にかけられないため再入稿をいただく他ありません。
そんな事態を避けるためにも、重いと感じたら以下の原因と対処法をご確認ください。
psdデータが重くなる原因と対処方法
- 1GBを越えてしまう
- 編集中の動作が遅くてストレス
- 今後のために、重くならないデータづくりをしたい
そんな方は以下より当てはまる箇所がないか、ご確認の上お試しください。
編集機能は残さない
重いpsdデータで最も多い要因のひとつが、編集機能が残っていることです。
保存する情報が多ければ多いほど容量は大きくなります。
入稿データは編集する必要がないので、編集ができないように保存してください。
レイヤー
レイヤーの数が多いと、容量が大きくなります。
レイヤーオプション→画像を統合 でレイヤーを1つにしてください。
※画像を統合すると、透明処理が失われ1枚の画像データになります。
画像を最適な状態にする
解像度の単位はpixel/inchにする
イメージ→画像解像度 から解像度を確認してください。
プリオで推奨している解像度は250pixel/inchです。
※単位がpixel/cmになっていると大きく保存されてしまうので注意してください。
解像度をさらに下げていく
250でも容量が重い場合は200、150など画像の荒れに注意しながらご自身の許容範囲まで下げるのも手法の1つです。
特に、横断幕など大きなサイズの場合解像度は250以下でも問題のないことがほとんどです。
縮小サイズで作成する
5mや10mなど、大きなサイズのポスターや横断幕を作る方も多いと思います。
その場合は原寸サイズではなく、同比率の1/2サイズ、1/3サイズなど
縮小版で作成することをおすすめします。
保存に気を付ける
保存形式
迷ったらpsd形式で。最もスタンダードな形式です。
なお、psb(フォトショップビッグドキュメント)での保存は避けてください。
編集用と印刷用データを分けて管理する
編集と上書き保存を繰り返していると編集情報が蓄積されて容量が大きくなる、
ということがあるようです。
デザインが完成したら、別名保存で印刷用データを新規保存してみてください。
人からもらったデータはどの程度編集が重ねられているか把握しづらく、「特に問題は見当たらないのになぜか重い…」という場合にはこういった要因を疑ってみてください。
Adobe製品は頻繁にアップデートが行われていますので、私たちも情報のアップデートを心掛けていきます。
皆さまのスムーズなデータ作成、データ入稿を応援しています!
ポスター、パネル印刷のご依頼はプリオまで☺