グレースケールのデータはカラーモードをRGBに
今回はポスター印刷に関わるグレースケールの入稿データについての注意点をご案内いたします。
グレースケールとは何か、どんなトラブルがあるのか、
そして、とてもシンプルな解決方法をご紹介いたしますので最後まで読んでいただけたら嬉しいです!
目次
グレースケールとは
まず初めに、グレースケールについて解説します。
グレースケールと聞くと、「白黒のやつかな?」と思うかもしれません。
半分正解で半分不正解。
みんな大好きふわふわ子猫ちゃんで解説いたします。
右2つを見ていただくと一目瞭然。
グレースケールは白と黒と中間色のグレーでグラデーションを作って、画像を表現します。
カラーの写真から色だけが抜けたような感じで、ふわふわ感や模様が分かります。
白黒は白と黒だけの細かな点の密度で画像を表現します。
ふわふわ感も模様も消えてしまいました。
紙に印刷されている漫画や、学校のプリントはこの方法が多いです。
因みに、モノクロも似たような印象を持つ言葉ですね。
モノクロ写真っていうとグレースケールの画像と同じイメージだと思いますが、
正確にはモノクロは「単色」といった意味で一つの色でできているものを指し、赤や紫でも単色ならモノクロなんです。
ちょっとマニアックな話になっちゃいましたが、違いはなんとなく分かっていただけたでしょうか。
グレースケールのデータで起こる印刷トラブル
プリオではグレースケールのデータでどんな印刷トラブルが起きやすいかご説明します。
プリオではグレースケールのカラーモードで保存された入稿データは高確率でセピアっぽい色の仕上がりになってしまいます。
セピアっぽくて、それはそれで違和感なく素敵な仕上がりになるので
色の変化に気づかず納品してしまう事もあるのです・・・申し訳ありません。
グレースケールの入稿データはRGBモードに
「じゃあグレースケールの印刷は出来ないの?!セピアになっちゃうの?プリオさん!」
と不安になってしまうかもしれませんが、ご安心ください。
注目すべきは「カラーモード」です。
カラーモードをRGBに設定してデータを作成していただければセピアになることはありません。
カラーの写真をグレースケールに変換するのは、画像編集ソフトや、絵を描くソフト、スマホのアプリ等たくさんの方法があります。
しかし、「グレースケール」という「カラーモード」を選択できるソフトは画像編集ソフトのフォトショップ(Adobe Photoshop)だけです。
・・・言い切ってみたものの・・・フォトショップ以外はちょっと聞いたことがないので、もしあったらゴメンナサイ<(_ _)>
使用しているソフトにカラーモードの選択がない場合は「RGB」のカラーモードになっていると思っていただいて大丈夫です。心配無用!
- フォトショップのカラーモードを【 グレースケール→RGB 】でOK!!
- フォトショップ以外のソフトではそのままでOK!!
フォトショップでの グレースケール→RGB 変換方法
先ほども言いましたが、グレースケールのカラーモードを選択できるソフトはフォトショップです。
カラーモードをRGBにしていただければ画面に近い色味で印刷可能です!
カラーモードの変更画面は下の画像の通り。(バージョンが違っても大体同じ場所でです)
プリオではRGBのカラーモードのデータもデジタル処理で鮮やかに印刷できるのでご安心ください。
▼参考▼RGB印刷の基礎知識!~CMYKとRGB カラーモードの違いとは?~
グレースケールの画像をイラストレーターに配置して入稿する場合も要注意!
カラーモードの混在になるので画像は「埋め込み」してくださいね。
▼参考▼【イラレ】カラーモードの混在は思わぬ仕上がりの原因に!
ご質問はお気軽に!
グレースケールのデータについてお分かりいただけたでしょうか。
画面に近い色味で印刷する為にも、ご入稿データのカラーモードに注意してご入稿ください。
また、カラーモードが分からない!きちんと印刷できるか心配!といった場合は
私たちプリオのデータ処理チームがお答えしますのでお気軽にご相談ください!
お問い合わせはプリオのサイトから!24時間以内に必ずご回答いたします。