【今月の1冊】丁寧に暮らしている暇はないけれど
こんにちは。スタッフのテツヒラと申します。
今月の一冊はこちらです。
「丁寧に暮らしている暇はないけれど 時間をかけずに日々を豊かに楽しむ知恵/一田 憲子」
皆さんは「丁寧な暮らし」と聞いて何をイメージしますか?
私は「古いものを手入れして長く使う」「古民家」
「朝に白湯を飲む」といったざっくりとしたイメージです。
手間暇をかけ、その手間暇を愛するといった印象もあり、
全体的には「自分にはとても無理だなあ」と思っておりました。
そこでこのタイトルが目に入り、
「これは丁寧な暮らしをしつつ時短テクも出来てしまう…?」
という好奇心に駆られ、購入しました。
結論から言うと、「丁寧な暮らしをしているが、時短テクではない」という印象でした。
丁寧な暮らしという大きな枠があり、
その中でこの著者の方なりの時短テクが紹介されています。
実際に使用されているアイテムが、具体的な商品名を挙げて紹介されているので、
「へえーこういうのあるんだ」とそれだけでも面白みがあります。
私にとって丁寧か、丁寧でないか、はあまり重要でないんだ!と気付きました。つまり、「丁寧に暮らす」のは、目的ではない、ということ。 「丁寧に暮らすために」と目標をかかげたとたん、そこへ向かうプロセスは義務になり、イヤイヤやることになり、苦しくなります。(中略)「丁寧に暮らさなきゃ」とあせるより、「丁寧」の先にある「おいしい」「楽しい」「気持ちいい」という体験をより多く重ねることで、暮らしはぐんと豊かになります。心が目覚めるような上質な体験をしたとき、もう一度あの体験をしたくなる……。それが、「ズボラ」や「面倒くさがり」から脱皮して「丁寧な暮らし」を手に入れるということだと思います。(「丁寧に暮らしている暇はないけれど 時間をかけずに日々を豊かに楽しむ知恵/一田 憲子」より引用)
ここで語られている内容が、この本の本質だなと感じました。
私は最新機や最新技術、カメラなどのガジェットが好きです。
単に新しいという理由からではなく、
触れていてワクワクするから好きなんですが、
あーこれ一緒の事言ってるんだな、とハッとしました。
丁寧な暮らしは「ワクワク」が真髄であると理解しました。
どんな暮らしにしても、心の満足度が重要という事ですね。
自分で色々と工夫して、小さなところから満足度を上げていきたいなと改めて思いました。
本筋から外れますが、本が本としてよいです。
さて読むか…おや、なんだかこの本、ずっしりしている。
ギッシリしているというか…。
挿入されている写真がフルカラーだ!
しかも文字が大きくて読みやすい!
なるほど文字が大きいからページ数も増えてずっしりしてるのか。
見返しと遊びの色が深緑で、落ち着いていて良い印象だ。
この先に丁寧な暮らしのある雰囲気を予感させるな…。
みたいなことを最初に思いました。
なんというか内容が書籍という体に表現されていて、電子書籍にはない良さでした。