2023.08.16社員ブログ

【今月の1冊】グッド・ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない

こんにちは。スタッフのテツヒラと申します。
今月の一冊はこちらです。

 

グッド・ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない/ロバート・ウォールディンガー (著), マーク・シュルツ (著), 児島 修 (翻訳)

帯を見て惹かれるものがあり購入しました。

ハーバード大学による史上最長、
84年にわたる科学的「幸せ研究」が解明した
幸福で健康な人生を送るための鍵
――それは「よい人間関係」

七つの習慣をはじめ、多くの自己啓発本などで言われています。
そういった記述のエビデンスこそがまさにこの研究なんだと思います。
なぜならこの、この研究は84年も前から(そして今も続いている)行われているそうで、
責任者、及び被験者も3世代にわたっているとの事です。
途方もなく長い研究に驚きました。
同時に、だからこそ見えてくる事柄があることにも納得です。
多くの事例を読んでいると、ひと一人の人生を覗き見るような、
まるで小説や映画を見ているような感覚に陥ります。
ひとの人生というものは、それだけ膨大な、
ありとあらゆる要素が入り混じって形成されているんだ
という客観的事実を感じることが出来ます。

数世代にわたる被験者の人生に起こった出来事を例に挙げながら、
データとして見えてきた人生の教訓を教えてくれます。

ここでいう「幸せ」とは、「一時的な幸福感」ではなく「長く続く幸せな人生」を指します
「これさえできれば幸せになれる」というものは存在せず、
あらゆるデータを検証した結果導き出されたのが
「幸せな人生には、よい人間関係が不可欠」という事実でした。
よい人間関係というものも、
その人自身やその人を取り巻く環境・社会で違ってくるものだという事も教えてくれています。

ネットで買ったので、届いた時本の厚みに驚きましたが読み応えも十分です。
どんな世代にも、何か得るものがある本だと思います。
人生について考えている人にもそうでない人にも、薦めしたい一冊です。

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