【今月の1冊】私の生活改善運動
こんにちは。スタッフのテツヒラです。 今月の1冊はこちら。
私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE/安達 茉莉子
これは、ひとりよがりの贅沢ではない。–ひとの日常、ひとの営みが軽視される日々にあらがう、意地なのだ。
日常において、とても些細なことだけれど、気にかかっていること。タオルやシーツ、ゴミ箱、セーター、靴、本棚……。これでいいやで選んできたもの、でも本当は好きじゃないもの。それらが実は、「私」をないがしろにしてきた。淀んだ水路の小石を拾うように、幸せに生活していくための具体的な行動をとっていく。やがて、澄んだ水が田に満ちていく。――ひとりよがりの贅沢ではない。それは、ひとの日常、ひとの営みが軽視される日々にあらがう、意地なのだ。それが“私”の「生活改善運動」である。
手づくりのZINEとしては異例のシリーズ累計五千部を記録した大人気エッセイ『私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE』を、5万字の書下ろしとともに再構成。待望の単行本化!(Amazonの紹介文より転載
タイトルに惹かれて購入しました。
本の中での生活改善運動は、
「自分を労り、癒し、良い気分になり、幸せに過ごすための運動」のように感じられました。
私も常々「生活改善運動」をしている自覚がありました。
私の場合は「洗濯物が完全に乾かない」「体の不調改善」「時短のための動線、運用改善」など、
割とピンポイントかつ客観的にも優先事項かと思える内容でした。
書籍では、住環境から始まり、本棚、衣類、料理や食事…と、
著者の生活改善運動の軌跡がつづられています。
著者が語り掛けてくるような、息遣い、温度を感じる文章で、読んでいて落ち着いた気分になれました。
生活、暮らしは誰にでもあります。
多くの人にとって、良い心の旅になるような本な気がします。
日々の暮らしに触れるエッセイ的な本を久しぶりに読みました。
実際に旅行にも行きたいですが、Traveling without movingって感じで良かったです。
引っ越しのくだりでも、自分の過去や今の暮らしの記憶や感情が鮮明によみがえってきて、 新鮮な気持ちを思い出しました。
また、「料理を自由につくる」くだりも、共感するものがありました。
料理は精神衛生に良い気がします。朝の掃除にも似た感覚といいますか。
自分にとっての生活改善運動の標語は「ストレスを無くす」という部分でした。
既にあるマイナスをいかにゼロにするか。
ストレスの度合いも「なんとかしないと悪循環になるぞ」という基準で改善していましたが、
「これは果たして私を幸せにしてくれているのか?」という物差しもあるという気づきがありました。
本書にあるYさんの一言が胸に刺さります。