オリジナルブックスタンドを作ってみた
こんにちは!スタッフのテツヒラです。
プリオのパネルを使って、ブックスタンドを作ってみました。
楽しんで読んで頂けたら嬉しいです。
目次
ブックスタンドとは?
ブックスタンドは、本を立てて置くツールのことで、
- 本立て
- 書見台(しょけんだい)
- ブックホルダー
とも呼ばれていることがわかりました。
書店、コミックマーケット、デザインフェスタなどのイベントで
「話題の本」「新刊」として本が置かれているのを見かけます。
また、形にはいくつかのタイプがありました。
表紙を見せて置くタイプ
表紙が良く見えるブックスタンドは書店でよく見かけます。
このタイプは「面陳ラック」「面陳スタンド」と呼ぶこともあるそうです。
商品を目立たせ、手に取りやすくするメリットがあります。
背表紙を見せて置くタイプ
主に収納目的で使用するタイプです。
「ブックエンド」とも言います。
ブックスタンドよりもバリエーションが豊富で、
ユニークな商品が多くみられます。
ブックスタンドのサイズ
ブックスタンドには様々なサイズがありますが、
一般的なサイズとしてはA4サイズやB5サイズの書籍を立てて置けるものが多いようです。
ブックスタンドを作ってみた
①デザインする
本を開いたときのようなデザインにしてみました。
背板部分は本を乗せるので隠れてしまうのですが、プリオのロゴを配置しました。
(デザイン作業は遊び心が大切です!)
②サイズを決める
今回は、背板をA3サイズ(短辺297×420mm)で作成してみます。
理由は、
- 多くの書籍に対応可能
雑誌や専門誌を除いたほとんどの書籍サイズを、横に2冊並べられる。 - 視認性が高い
展示用として、文字やデザインが見やすく、情報を効果的に伝えられる。 - 机上で扱いやすい
展示場所のスペースを取りすぎず、適度なサイズ感で収まりが良い。
というところから決めました。
用途に応じたサイズ設計が大切です!
なお、プリオでは作れる最小サイズが決まっているので、
同じようなものを作ってみたいなという方は下記記事をご参考ください。
参考:作成可能な最小サイズのご提案
③データ作成をする
Adobe illustratorを使用して、印刷用データを作成します。
パスを引いて本のオブジェクトを作成し、周囲に緩やかなカットラインを用意しました。
参考:【まとめ】カットラインデータの作り方お役立ちブログ
また、背板+座面+脚の3パーツで出来る設計にしています。
こだわりポイントは下記3つ。
- パーツを差し込む溝の幅はパネルの厚み=7mmにする
- 背板に角度を付けるために、差し込む溝にも角度を付ける
- 座面が本の重さで歪まないように、背板と座面に凹凸を設ける
なお、こちらの小さなパーツはプリオでの作成可能な最小サイズを下回るため
ご注文いただけません。あくまで工夫のアイデアとしてご参考くださいm(_ _)m
④印刷・加工
発色自慢のマット紙で印刷し、軽量な発泡パネル加工を施します。
その後、カット機でデザインした形に沿ってカットしていきます。
マット紙と発泡パネルの組み合わせは最もコスパが良いので、おすすめです!
★無料サンプル請求で発泡パネルを実際にご確認して頂けます。
⑤組み立てる
パネルカットが終わりました。
背板に座面を差し込み、
脚を取り付けたら完成です!
組み立ては差し込むだけの簡単設計!
ブックスタンドは金属製や木製のものが多いですが、発泡パネル製は軽くて持ち運びも簡単です。
⑥本を置いた様子
単行本サイズの本を置くとこんな感じです!
左…ダンジョン飯/B6判(128×182mm)
右…マリアビートル/A6判(105×148mm)
左…Notionライフハック/A5判(148×210mm)
右…面倒なことはChatGPTにやらせよう/A5判(148×210mm)
背板に座板を差し込む設計にしたことで、安定感は抜群です。
本が倒れないように、背板に傾斜をつけました。
傾斜のおかげで本のジャケットもよく見えます!
こんな感じで使ってます
完成したブックスタンドは、社内でおすすめ本を紹介するために使用しています。
いい感じですね…!満足です!
★こちらのアイデアをもとに、イベントブースまるごとDIYしよう…という方はオリジナルテーブルクロスや腰巻きの印刷もご参考ください!
さいごに
今回ご紹介させて頂いたブックスタンドは小型であるため
同じものはプリオで制作ができかねます(申し訳ありません!)。
パーツを組み合わせて立体的に使用することが、ディスプレイ等のヒントになれば幸いです。
プリオでは他にも工夫を凝らした活用方法に挑戦しています。
ご参考にぜひ、ご覧ください!