トンボとは、印刷に必要なカット指示のこと
こんにちは ポスター印刷のプリオです。
この記事では、トンボ(トリムマーク)について紹介していきます。
はじめてポスター印刷をしようと思っている方や、実はトンボについては何となくしかわかっていない…という方にオススメの内容となっています。
この記事を読めばあなたもトンボ博士。
データ入稿も怖いものなしです!
目次
トンボ(トリムマーク)とは
トンボとは、印刷物の断裁位置を明確にするために必要不可欠な「しるし」のことです。
プリオでは製造チームのスタッフがカッターを使い、このトンボを基準にポスターを切っているので
逆に言えばトンボが無ければポスターを切ることはできません。超、大事なのです!
なまえの由来
トンボ
四隅に配置されるトンボはコーナートンボと言い、
中心に配置されるトンボをセンタートンボと呼びます。
このセンタートンボが、昆虫のトンボに似た形だというのがトンボの由来だそうです。
トリムマーク
トリムマークとは、データ作成ソフト(主にAdobe illustrator)でのトンボの呼び名になります。
英語表記にすると trim markとなり、トリム(trim)/トリミング(trimming)とは「切り取る」「仕上げる」といった意味を持ちます。
ちなみにトンボのことを英語で表現すると、【trim mark】の他に【Tombo】【printer mark】【crop mark】とも…
「(写真などを)トリミングする」という言い方であれば、聞き覚えがありますよね。
印刷されたトンボはどう使われる?
先述の通り、印刷されたポスターは製造チームのスタッフがカットを行います。
カッターを使用して、1枚1枚手でカットしているのです!
カット歴の長いスタッフの手にかかれば、むしろカットする機械よりも裁断速度が速いなんてことも…職人技!
※破線はカットする位置のイメージですので、実際には印刷されていません。
カットするときに使うのは、主に四つ角のマーク。
マークの角と角を繋ぐ破線の位置をカッターで切ります。
カットのズレが起きないように、細心の注意を払って作業を行っておりますが
わずかな断裁ズレが生じる場合もございます。
その時に重要な役割を果たすのが天地左右3mmの余裕の部分塗り足しです。
塗り足しについては以下記事をご参考ください。
トンボも残して納品して!そんなときは
『トンボを使って自分でカットしたいので、トンボは残して納品してほしい!』
そういう場合はトンボの外側に、更にトンボをお付けいただく必要があります。
以下記事をご参考くださいませ。
トンボが付けられない人は
『使っているデータ作成ソフトが、トンボ(トリムマーク)を付けられない!』
そんな方は、以下記事をご参考くださいませ。
・Adobe Photoshop
・Microsoft office Word
・Microsoft office PowerPoint
上記ソフトについての解説です。
絶対にトンボがないとダメ!?
結論から申し上げますと、なくても大丈夫です!
トンボが無くても、データサイズが仕上がりサイズぴったりに作成されていればポスター制作が可能です。
データ処理チームの担当スタッフが、お客様のデータにトンボを付けて印刷にかけますのでご安心ください。
トンボが付いておらず、仕上がりサイズぴったりに作成されていない場合はもちろん、
カット位置がわからず印刷を進めることができません。
メールやお電話にてご連絡をさせていただいております。
ご連絡がつかないとご納期ずれのおそれがありますので、
😀 カット位置は明確に
😀 注文サイズと合うように
ご協力をよろしくお願いいたします!
2019/07/08 更新