【今月の1冊】アウトプットのスイッチ
こんにちはポスター印刷のプリオ製造チームの西です。
今月の私の一冊は「アウトプットのスイッチ/水野学」です。
水野学さんの仕事の仕方の話も面白かったのですが、私は生物学者の福岡伸一さんとの対談がとくに面白くて好きです。
生物学者とクリエイティブディレクターがどんな会話をするんだろう?と思いましたが
キリンは高い木の葉を食べるために首が長いのではない。キリンが最初から首の長い生き物だったから、高い木の葉を食べることができただけ。
キリンの首みたいに必要なデザインだけが残っていく。なんて、どちらの要素も入った話が読めてわくわくしました。
対談の中では美や芸術を「遊び」と呼び、さらに遊びを「逃げること」とも話していたりして、確かにやらなくてもいい事をするのは本当に楽しいよなあと納得。
大体この本もデザインの仕事をしていない私には必要のないもので逃げ(遊び)かもしれないです。面白がっていますし。
家の中の物をできるだけ無くそうとしている、無駄を出来るだけ無くそうとしている私にはちょっと心が揺らいでしまうお話です。
でも部屋がすっきりすると心に余裕ができるから、それが逃げになってくれるのかな…。
身のまわりにある美しいものや楽しい事について改めて考えさせられる本でした。