ポスター製造スタッフ【成井の目】ミラー細胞と甲子園
おはようございます。
製造・成井です。
令和初の夏の大会が始まりますね。
高校野球を見ると思い出す・・・・本箱から見つけた本から抜粋です。
最近、「ミラー細胞」というのが見つかり、脳医学で注目されているそうです。
どんな細胞かと言えば、そばにいる人と同じ表情をしたり、相手の感情をそのまま反射したりする、
つまり相手の気持ちを反映する細胞なんだそうです。
ということは、あなたが相手に思いやりの気持ちを向けると、
相手もこちらの気持ちにシンクロ(同調)するということになります。
母親が赤ちゃんに微笑むと、赤ちゃんも同じような表情を作ることがあります。
相手が「ありがとう」と言ってくれたら、自分も、「こちらこそありがとう」という気持ちがわいてくる。
そうさせるのが「ミラー細胞」というわけです。
このニュースを聞いて、私は2007年、夏の全国高校野球大会で優勝した佐賀北高校のことを思い出しました。
佐賀北高校は勉強に熱心な県立高校で、
チームも全国から野球のエリートをかき集めて作ったわけではありません。
そんな普通の高校が甲子園で優勝したということで、全国から大きな喝采を浴びました。
驚いたことに、その佐賀北高校、試合中に相手チームを誉めるのです。
たとえば、相手がカーンとヒットを打ったとします。
すると佐賀北の一塁手が、塁に立った相手走者に言うのです。
「ナイスバッティング」
二塁打を打った相手には、二塁手が「素晴らしいですね」と誉めます。
一方、打席に入って三振を取られると、相手のピッチャーに「ナイスピッチング」と声をかけます。
普通はこんなこと絶対にしないでしょう。
結局、佐賀北は大会で一度も負けていません。
当たり前ですが優勝するということはそういことです。
一方、負けたチームも負けたのは一回きりです。
甲子園にはそういうドラマがあります。
一回しか負けていなくても、それで終わりなのです。
だからこそ、負けたほうはずいぶん悔しい思いをしたはずです。
しかし、佐賀北と対戦して敗れたチームはみな佐賀北のファンになってしまったのです。
そうして、勝つたびに佐賀北は多くの応援者をつけ、
県立高校としては11年ぶりの、甲子園全国優勝を果たしたのです。
「涙の数だけ大きくなれる」木下 晴弘 著
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感謝の言葉を伝えるときや、人を誉めるとき、相手も嬉しいでしょうが、自分も嬉しいものです。
まさに「ミラー細胞」ですね。
照れくさかったりするかもしれませんが、
みんながハッピーな気分になる「感謝」や「誉める」は沢山伝えていきたいものですね。
今日も毛が無く、否、怪我無く!