ポスター製造スタッフ【成井の目】期待と信頼・・・2
おはようございます。
製造・成井です。
先週に続き「信頼」とは・・・・です。
戦前の話・・・
明日工作をするからナイフを持ってくるようクラスに呼び掛けたら、
翌朝、ある児童が自分のナイフが無くなったと言い出しました。
先生は「ひょっとしたら、あの子が盗ったのかもしれない」と思った児童がいたので、
「運動場で遊んでおいで」と、クラス全員を外へ出し、
盗ったと思われる子の机を見たら、やはりナイフが入っていました。
先生はすぐに裏口から近くの文房具屋へ走り、同じナイフを買ってきて、
盗られた子の机にあった本に挟んで入れておきました。
子供達が教室に帰ってきた時、
「もう一度ナイフ探してごらん」と言うと、
「先生、ありました」と生徒は言います。
「しっかり探さなければダメだぞ」と笑って言いながら、百分の一秒くらいの時間で盗った子をみたら、
その子はじっと先生を見ていました。
それから何年か経って、時は終戦間近、先生の元に一通の手紙が届きました。
そこには、
「あの時、みんなの前で先生に叱られていたら、自分はろくな人間になっていなかったと思います。
これからも自分のように恵まれない子どもに、どうぞ愛の光を当ててください」
と書いてあったそうです。
続けて、
「自分は明日、沖縄へ向けて出撃します。出撃しても先生のことは一生忘れません」と・・・
つまりその手紙は、その子の遺書だったのです。
月刊「致知」より
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
信頼は「自身への覚悟」
まずは相手を信じきること。
相手を信じなければ、自身を信じてもらえることはありません。
そして、自身を信じてくれる人、信じ切ってくれる人が一人でもいたなら、
人は人生に希望を見出せるのではないでしょうか。
今日も毛が無く、否、怪我無く!