ポスター製造スタッフ【成井の目】秋の夜長に・・・・
おはようございます。
製造・成井です。
以前聴いた法話からです。
私たちは、苦しみを無くそうとしたり、悲しみを無くそうとするけれども、
本来、苦しみや悲しみが無くなることはありません。
「悲しみが無くなる」のではなく、「悲しみでなくなる」のです。
苦しいときや、悲しいときは、存分にその苦しみも悲しみもしっかりと受け取る。
しっかり受け取ると、時間の流れとともに苦しみではなくなり、思い出となっていきます。
しかし、苦しいときに、苦しみを無くそうとすると、よけい長引かせることになることもあるのです。
苦しみや悲しみに常に意識が向いてしまうので、
心がどんどんそっちに引き付けられてしてしまうからです。
人間とバイ菌の関係に似ていて、
人間がバイ菌を無くそうと、躍起になって無菌状態をつくればつくるほど、人間は弱くなっていきます。
本来、さまざまな菌と共存してきたのが人間のはずです。
つまり、苦しみや悲しみを排除するのではなく、共に生きるほうが人間味があるのです。
笑いたいときは大いに笑い、泣きたいときは、しっかり泣けばよいのです。
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忙しい現代社会、テレビもパソコンもスマホも消して、静かに自分の心の声をしっかりと聞いてみる・・・
秋の夜長、そんな日があってもいいかも・・・ですね。
今日も毛が無く、否、怪我無く!