ポスター製造スタッフ【成井の目】いつも・・・・な人
おはようございます。
製造・成井です。
ある雑誌からの切り抜きです。
入社9年目、平成6年に転機が訪れました。
この年に全日空が初めて、皇族の方々や国賓クラスのお客様だけを接遇する
客室乗務員の訓練制度をつくったんですけど、呑気な性格の私がその第一期生に選ばれたんです。
決して他のCA(キャビンアテンダント)と比べて美人というわけでもなく、
出身校がいいわけでもないのに、どうして選ばれたんだろうと。
自信が持てなかったので上司に聞きに行ったんです、私を選んでくださった理由を。
スラスラとこんなところが選ばれた理由ですよ・・・・と言われるのかと思いきや、
上司が「うーん」ってすごい悩むんですよ。
「でも、何かありますよね?」って聞いたら
「・・・・あまりミスがないよね」と。
私の周りのCAもミスしてないなと思って、
「その他には何かないですか?」って聞いたら、
「いつも笑顔だよね」と。
いや、皆だいたい笑顔だよなと思って、
もう一回食い下がると、すごい悩んで、「いつもきちんとしてるね」と。
そこでさすがの私もこれ以上突っ込んでも出てこないなと諦めて、
「ああ、そうですか。精いっぱい頑張らせていただきます。
ありがとうございました」と言って退室しました。
ガッカリしながらも上司の言葉を振り返る中で、私はすごいことに気づいたんです。
というのは、その言葉の中に同じ単語がついていたんですね、
「いつも」っていう。
いつも笑顔で いつも身嗜みが整っている。
これは「点数が読める人」なんだろうと思ったんです。
調子がいい時は120点のパフォーマンスが出せるけど、
調子が悪い時は50点しか出せないというムラッ気のある人と、
私のように120点は出せないけど、調子の波がなくどんな時でも80~90点を出せる人。
自分が経営者だったら、どっちを天皇陛下の担当につけますか・・・・と。
やっぱり点数の読める人、安定感のある人ですよね。
私は上司の言葉をきっかけに、そこが自分の強みなんだと気づくことができ、
以来、「いつも」ということを意識して継続するようになったんです。
特に心掛けてきたことは三つあって、
「いつも笑顔でいる」
「いつも身嗜みを整えておく」
そしてもう一つは、
「いつも相手の期待より少し上を目指す」。
この3つをモットーに、周囲から「里岡さんに頼んでよかった」と思われる仕事を目指していきました。
「チャンスを呼ぶ3つの習慣」里岡 美津奈(元ANAトップキャビンアテンダント)
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安定感のある仕事ぶり、笑顔と身嗜み
そして自分を高めるため、同僚・お客様に喜んでもらうために必要な向上心。
周りから頼られる人、信頼される人は、それだけの人間力(魅力)があるんですね。
どんな人と一緒に仕事がしたいか?と問われれば、その答えは言わずもがな・・・・という事です。
今日も毛が無く、否、怪我無く!